1972青木画廊個展作品。日本で学生の時に描いたテンペラ 金箔作品です。
この作品を持ってウィーンに向かいました。エルンストフックスのサマーセミナーで混合技法を学ぶためでした。
これからできれば数年暮らすつもりなのに航空カバンの半分近くを占めてました。何を考えていたのか。
会場はウィーンから一時間ほどのアルプスの一番東側の山の麓の村の、小さい居城でした。夏の二ヶ月、民宿から歩いて一時間かけて毎日通いました。
フックスが隣の部屋で仕事してるのをまじかで見ることができ、時々混合技法について質問できました。
終了後ウィーンに一年ほど住み着き個展の時にこの作品が高く売れ、そのあとにロンドンに行く資金になり持って行ってよかったのだと、思いました。